先日、小学校植林の視察に行ってきました。
ブルキナファソでは10月は新学期が始まったばかり。
生徒たちは皆とても元気です。
2008年に植えた苗木はもう森になっており、子どもたちに日陰を作ってくれています。
今年も校舎の脇に苗木を植えました。
きっと近い将来、ここも森に成長し、人々の憩いの場になりますね。
先日、小学校植林の視察に行ってきました。
ブルキナファソでは10月は新学期が始まったばかり。
生徒たちは皆とても元気です。
2008年に植えた苗木はもう森になっており、子どもたちに日陰を作ってくれています。
今年も校舎の脇に苗木を植えました。
きっと近い将来、ここも森に成長し、人々の憩いの場になりますね。
バム県の小学校での植林プロジェクトを視察にまわっていると、日が暮れてきました。
さっきまで校庭でサッカーをしていた子どもたちが一箇所に集まり始めてる・・?と思ったら、
国旗を降納するところでした。
国旗が降ろされる間、集まった生徒たちが国歌を歌います。
ブルキナファソの国歌はフランス語で、1984年に元大統領のサンカラによって書かれた「une seule nuit (一夜)」です。
かつてブルキナファソがオートボルタ共和国であった頃は、
ブルキナファソの国歌は「Hymne Nationale Voltaïque (オートボルタの国歌)」でした。
一緒に視察にまわっていた大人たちの間では、
「子どもの頃どっちの歌を歌ってた?」なんていう会話がかわされてたり。
日本ではこんな会話はないですよね。
国歌が歌われている間は直立不動です。
おろした国旗を丁寧にたたむ生徒たち。
今年もザイの設置が完了しました。
ザイはブルキナファソの農業技術で、雨季前に土に穴を掘って堆肥を入れ、
雨季に地面が湿った後に種子や苗を植える技術です。
石を運んできて並べるディゲット(石堤・写真右手)もかなりの労力を要しますが、
ザイの穴掘りはブルキナファソが一番暑い時期、雨季前に行なわなくてはなりません。
体力のある青年たちが中心となって何千という穴を掘って生きます。
この土地は浸食がひどく、畑として使われていなかった場所ですが、
ザイとディゲットを併用することで、耕地としてよみがえらせようと試みています。
一面に穴を掘って小休憩中の皆さん。
上の写真の穴の中に堆肥を入れました。
現在は種まきを終え、たくさん雨が降るのを待つばかりです。
先日、第4回目の小学校植林表彰式が行なわれました。
2007年から行なっているこの活動、今年は19校が参加し、1年間大切に苗木を育ててきました。
表彰式の後には、全ての参加小学校にシャベルとつるはしが授与されます。
今回の参加校は、来年度も植林活動を続けて行なう予定なので、このシャベルも大活躍してくれるはずです。
この日は各小学校の生徒代表、父兄、教師たちが一堂に会します。
賞状をもらって誇らしげです。
表彰式の後の食事会。
みんなファンタが大好きなのでとても嬉しそうです。
今回はタンギエマ村の様子をご紹介します。
タンギエマ村では昔から釣りが盛んで、
私たちが出張にいく度に青年たちが網の手入れなどをしています。
たくさん釣り針がついている仕掛け。
下についているフサフサが浮きです。
上の写真の網を広げたところ。
小船に乗ってバム湖に出て漁をします。
たくさん釣れました!
小エビやなまず、にせいわし(いわしに似た魚)などなど。
干物にしてコングシの市場に出すこともあります。
緑のサヘルが緑化支援活動を行なっているバム湖周辺の小学校。
炎天下の中、小学校から9キロ離れた村から通ってくる生徒もいます。
ここは教室と教室の間にあるスペースなのですが、暑い日中に授業が行なわれることもあります。
1クラスに100人以上の生徒がいることも稀ではありません。
算数の時間みたいですね。
足し算、うまくできているでしょうか。
もちろん体育もあります。
チーム別に色分けされていてかわいいですね。
これからリレーを始めるようです。
木陰が少ないため太陽が容赦なく照りつけますが、子どもたちはとてもパワフルです。
ブルキナファソは今、雨季真っ最中です。
でも今年は緑のサヘルが活動しているバム県のコングシ付近ではあまり雨が降っておらず、農家の人たちが心配そうにしていました。
日本の様に、同じブルキナファソ国内でも北から南にかけてだいぶ環境が変化します。
例えば北はバオバブやバラニテスといった乾燥に強い木しか生えていないのに対し、南はサトウキビ畑や滝があって緑がたくさんあるな、という印象を受けます。
その南にあるブルキナファソ第2の都市、ボボディラッソに行ってきました。
ここは乾季でも雨が降るくらいで、降雨量は比較的安定しています。
そんなわけで市場に並んでいる野菜や果物も、種類が豊富で大きい!
これはスイカ。
山と積まれているこのスイカ、シュガーベイビーといって、
首都ワガドゥグには売っていないタイプです。
4キロくらいのサイズで約100円。
とっても甘くて美味しいです。
たいがいの野菜がワガドゥグのものより大きく、また安い値段で買うことができます。
これはボボならではの、乾燥いも虫です。
エビみたいで大好き、という人もいれば、ブルキナファソ人でも「いや、食べられない・・・・」という人も。
ここではサンドイッチの具としても大活躍しています。
10円でも大量に買えますので、ブルキナファソ旅行をされた際には試しにどうぞ。
ブルキナファソのバム県は、緑のサヘルが2007年から活動を展開している場所です。
バム県で最も大きな役割を果たしているのがバム湖で、
湖に面する40の村の他、多くの村々がこの湖を水源にしています。
しかし70年代半ばの大干ばつでその面積の大半が失われ、
それ以降は周囲からの土砂流入とその堆積により水深が浅くなりました。
そのため、乾季に縮小した湖面が雨季には3倍に拡大します。
この湖の氾濫によって、近年は湖周辺での耕作がかなり難しくなっています。
植林した木もかなりの高さまで浸水します。
雨季は、小船で対岸まで渡るのに片道30分かかります。
村によっては水の浸入が数キロに渡るところもあります。
緑のサヘルはこのバム湖の湖岸に、水に強い樹木を植えて自然の堤防を作り、
湖岸の崩落と湖水の氾濫を防ぐ取り組みを行なっています。
だいぶ大きくなった苗木。
村の人たちは昼夜問わず見張りをし、苗木が家畜に食べられてしまわないよう、
大切に育てています。
ブアヤバは、ゼロ・ハンガー・ネットワークジャパンが海外活動の一環として野菜栽培の支援をしている女性グループです。
この女性団体は野菜栽培の他にも、シアバター作りや石けん作り、識字教室などの活動を行なっています。
先日、シアバター作りの現場におじゃましました。
(シアバターについてはこちら→シアバターの木)
まず、シアバターの実を細かく砕きます。
次にシアバターの実を砕いた粉と水を混ぜます。
こんなチョコレート色に。
さらに水を足してよく練りこんでいきます。
なんとなく餅つきを思い出させるようなテンポの良さで混ぜてゆくと・・・・
油分が分離して、白い物体が浮いてきます。
油分だけ取り出すと、こんな色の違いに。
この左のものを火にかけ、さらに水を飛ばします。
ひたすらぐつぐつ煮込みます。
こうして抽出したオイルを冷やして出来上がったのが美味しそうな色をしている下の製品。
保湿力抜群のクリームです。
左手に見えるのが原料のシアバターの実。
この様にシアバターは手作業で丁寧に作られています。
ゼロ・ハンガー・ネットワーク・ジャパンからの支援を受けて行なっているプロジェクトのひとつ、
テールターバの野菜栽培も収穫の時期を迎えています。
この場所はもとから畑として使われていたわけではないので、
まず土地を開墾するところから始められました。
テールターバのメンバーたちは夜も栽培サイトに泊まりこんで作業を続けています。
3月に動力ポンプで引いてた水を、手で畑に行きわたらせていましたが・・・(写真上)
5月には、下の写真のような青々としたたまねぎ畑に変身しました。
この上の葉の部分も、ご飯にかけるソースの材料として市場で売ります。
トマト作りも試みたのですが、今年は病気になってしまってあまりとれませんでした。
次回に期待です。