「ブルキナファソ」 カテゴリー過去記事の一覧

モスクあれこれ

水曜日, 3月 17th, 2010

以前ここでお伝えしたように、ブルキナファソ全体での宗教の割合は、伝統宗教57%、イスラム教31%、キリスト教12%(外務省)となっています。

しかし、緑のサヘルがプロジェクトを行っているバム県だけをみた場合、

その比率はイスラム教71%、キリスト教21%(カトリック20%、プロテスタント1%)、伝統宗教8%(バム県発表)と、様変わりします。

街中を歩いていても、郊外を走っていても、

目にすることの多い、イスラム教の礼拝堂であるモスク。

今回は、街や村にある色々なモスクをご紹介します。

モスク7 (640x480)

ニジェールとの国境沿いにある村、タカバング村のモスク

モスク11 (640x479)

バム県のとある村にて。左手に見えるのはトイレですね。

モスク2 (640x480)

昨年から建設中です。ちょっと見えにくいですが、モスクの周りに木を植えています。

モスク10 (640x479)

こちらのモスクはちょっと趣が違いますね。

モスク12 (640x480)

ワガドゥグ市内のモスク

このように、ひとくちにモスクといっても千差万別です。






みんなで水やり

金曜日, 3月 12th, 2010

ここブルキナファソは、一年でもっとも暑い時期に入りました。

日中の気温は40℃を超え、日差しもより強くなってきています。

野外をまわっていたら、化粧水の小瓶が変形したり。中身が気化してしまったのでしょうか。

それでも子どもたちは元気いっぱいです。

ワガドゥグ市内の小学校では、今日も、役割分担をして水やりを行っています。

菜園

↑にんじん、トマト、玉ねぎなどがぐんぐん大きくなっています

ポンプ (640x480)

↑ポンプを押すのは重労働なので、子どもたちが順番に押してバケツに水をいっぱいにします

水やり (640x480)

↑バケツに溜めた水をじょうろに移し変えて、丁寧に水やり

父兄 (640x480)

↑父兄も参加して野菜栽培を行っています

見学 (640x605)←おちびちゃんも見学

こうして育てた野菜を給食で食べられる日も近そうです



堆肥作り

金曜日, 3月 5th, 2010

以前、研修の模様をお伝えした堆肥作り。

今回は実際、村で堆肥を作成している様子をご紹介します。

堆肥穴 (640x480)

↑穴を掘って側面をコンクリートで固めます。

穴の大きさは3m×3m×1m、それがひとつの村で15個あり、炎天下での作業はかなりの重労働です。

堆肥1 (640x480)


堆肥2 (640x480)

↑乾燥糞と穀物の茎や脱穀ガラ、灰を重ね、水をたっぷりかけて踏み込みます。これを何度も繰り返し、これらの層をミルフィーユ状にします。

堆肥3 (640x480)

↑作業完了。

こちらでは切り返しは行わず、時折水をかけて発酵を促進させます。

この堆肥はザイという、穴を掘り堆肥を詰めて埋め戻す、農地改良技術に使われます。




タカバング村

金曜日, 2月 26th, 2010

タカバングはニジェールとの国境沿いにある村で、緑のサヘルはこの村で1996年からおよそ10年、プロジェクトを行ってきました。住民たちは荒廃地回復、畜耕、石鹸作成、裁縫グループの4グループに分かれて今も活動を続けています。今回、緑のサヘルはその追跡調査に訪れました。

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緑のサヘルが植えた、砂丘・ガリ侵食を抑制する為の生垣。この生垣で砂の流入・流出を止めます。ガリ侵食とは雨水などの水の流れによって地表面が削られた地形のことで、土壌流出を引き起こします。

ユフォルブ (640x480)

ユフォルブはとても乾燥に強く、このような砂地でも2メートル以上の高さに育っています。


石鹸グループ (640x480)

石鹸グループの女性たち。活動状況のインタビューを行っているところです。

ザイ (640x480)

グループごとに、話し合いは夜まで続きました。

村の生活の様子はまた別の機会にご紹介します。






野菜が育っています

金曜日, 2月 19th, 2010

先月お伝えした、ワガドゥグの小学校での井戸作り後の野菜栽培は、順調に進んでいます。あれから生徒と先生が丁寧に玉ねぎや人参、ナスやトマトの手入れをしており、野菜がすくすく育っています。

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↑水遣りのデモンストレーションの様子。

IMG_0646

↑随分大きくなってきました。

農業省の技官が定期的に見回り、技術指導を行っています。


ワガドゥグの朝

土曜日, 2月 13th, 2010

首都ワガドゥグには、小さなお店が所狭しと並んでいます。

市場やキオスク、パン屋などは朝6時頃から開いており、

道端の屋台ではフランスパンのサンドイッチなどを売っています。


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↑朝ごはんの風景。ネスカフェのコーヒー、リプトンの紅茶などはどこのカフェにも必ずあり、コンデンスミルクやレモンなどのオプションを付けられる場合もあります。

オプションによって値段が変わったり変わらなかったり。

自家製ヨーグルトを出すところもあります。


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↑商品を並べている最中。

こういうタイプの小さな露店はどこの道沿いにも点在しており、

売っている商品はお店によってまちまちです。

布は切り売りしてくれます。


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↑ご飯を売っているお店。まだ準備中ですね。

ブルキナファソでは、お米や、トウというトウモロコシの粉を水にといた練り物に、

トマトや落花生のソースをかけたものが代表的な食事です。

こういうところでもトッピングを自由に付けることが出来ます。

例えば肉や魚を付けた場合などは、部位によって、

つまり頭なのか胴体部分なのか、によって値段が変わります。




ワガドゥグの街並み

土曜日, 2月 6th, 2010

ブルキナファソの日常風景を、これから少しずつお伝えしていきたいと思います。

ワガドゥグはブルキナファソの首都で、人口はおよそ120万人といわれており、

公用語のフランス語の他に、現地語のモレ語やジュラ語がここではよく話されています。

宗教はブルキナファソ全体で伝統的宗教57%、イスラム教31%、キリスト教12%(外務省)となっていますが、街をまわるとモスクが多いな、という印象を受けるのではないでしょうか。

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↑メインの通りから一歩入ると、砂のでこぼこ道になります。

朝と夜の通勤時間帯は、自転車とバイク、車(たまにロバ)で人がごった返します。

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↑朝、準備をしている様子。

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広場にあるがらくだで作られたモニュメント。

他にも、木に彫り物がしてあるタイプのものなど、ワガドゥグ市内のあちこちで見ることができます。



ポンプ付き井戸の引き渡しセレモニー

金曜日, 1月 29th, 2010

 ワガドゥグ郊外の2つ小学校(ゾンゴナビテンガ小学校とノンギンピロット小学校)に建設していたポンプ付き井戸が完成し、ノンギンピロット小学校にて井戸の引き渡しセレモニーが開催されました。

       

 当日は小学校の子供達や先生達、保護者の方や近所の人々など大勢が集まり、日本側からも在ブルキナファソ日本国大使館の杉浦大使、三菱商事のダカール駐在事務所長とアビジャン駐在事務所長を兼任する笠原氏、そして緑のサヘルのスタッフが参加しました。


 セレモニーでは杉浦大使と笠原氏がスピーチをして下さり、さらには子供達や地区の女性による歌、ダンス、寸劇などが披露され、とても盛大なものとなりました。


 今回のプロジェクトは三菱商事との共同事業で、小学校の子供達に対する飲料水の供給と栄養改善を目的とし、両校にポンプ付き井戸を建設したほか、校内に菜園を設置し、野菜栽培の講習会を開催しています。井戸や菜園の引き渡しは完了しましたが、野菜栽培の講習は今後も実施され、子供達の食環境の向上を目指します。


セレモニーにてスピーチをする三菱商事の笠原氏

セレモニーにてスピーチをする三菱商事の笠原氏

女性グループによる合奏と歌

女性グループによる合奏と歌

子供達によるダンス

子供達によるダンス


ザイとディゲット

金曜日, 1月 8th, 2010

最近はブルキナファソも朝晩はだいぶ冷えるようになってきました。

ただやはり昼間はかなり日差しがきつく、野外での作業は大変です。

そんな中、JICA(国際協力機構)とのプロジェクトのひとつであるザイとディゲットの研修が行われました。

これは荒廃した土地の回復と収穫の向上を図るための技術で、

①ディゲット・・・地力の低下した耕作地内に石積みをして、雨が降った際に表面を流れていってしまう表土と雨水を食い止める、

②ザイ・・・穴を堀り、中に堆肥を入れることで、栽培植物への栄養補給をし、地力回復へつなげる、というものです。

今回は環境省での座学研修の後、対象村で実習を行いました。

↓現地語であるモレ語で研修を受けています

環境省にて

↓堆肥を作成中。家畜の糞や穀物の茎、灰、ミレットのおがくずを混ぜて作ります

堆肥作成中

↓ディゲットのための等高線を、30cm感覚で引いています

等高線を引いています

↓石を並べて石提を作っているところです

ディゲットの設置

この作業は、これから村で約1ヶ月にわたり進められます。




新年明けましておめでとうございます。

火曜日, 1月 5th, 2010

 

 

 

コングシ市の新しくなったモニュメント

コングシ市の新しくなったモニュメント

 

 新年明けましておめでとうございます。

 2010年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、緑のサヘル一同、心よりお祈り申し上げます。

 

 緑のサヘルは1991年より活動を始め、今年で20周年を迎えます。一つの机と電話から始まった活動ですが、皆様の温かいご理解とご支援のもと、今では東京事務局を中心に、ブルキナファソ、タンザニア共和国、チャド共和国の3カ国にわたって活動を展開できるまで成長することができました。

 

 2010年も緑のサヘルは、サヘル地域に暮らす人々と共に沙漠化防止活動に取り組み、豊かな『緑の岸辺(サヘル)』を取り戻せるよう活動を進めていきます。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

(写真:コングシ村〔ブルキナファソ〕に新しく建てられたモニュメント 

 







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