時折吹く風が、秋を感じさせる今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、ブルキナファソの携帯電話事情をお伝えします。
ブルキナファソに限らず、アフリカ全体で言えることかと思いますが、携帯電話は目まぐるしく普及しています。
都市でも、村落部でも、携帯電話を持っている人がたくさんいます。
人によっては、携帯電話を何台も持っている人もいます。
固定電話の電話線を引く初期費用を考えると、携帯電話のほうがずっとお安く使用できるという利点があります。

携帯電話ショップのショウウィンドウ。
近頃、普通の携帯電話のみならず、日本でも多くの人に使用されているスマートフォンが販売されています。

販売されているスマートフォン。
写真ではわかりにくいですが、アンドロイド、ギャラクシーなど、日本でもよく耳にする言葉がスマートフォンに書かれています。
特定のスマートフォンでは、インターネットも使用できます。
日本の携帯電話は、電話会社と契約し、毎月電話料金を支払いますが、ブルキナファソで使用されている携帯電話は、全てプリペイド式になっています。

プリペイドカード。
このようなカードを購入し、カードに記載された番号を打ち込むと、電話料金がチャージされます。
これほど携帯電話が普及しているブルキナファソですが、各家庭に電気が必ず通っているかといえば、そうではありません。電気よりも、携帯電話のほうが普及していると言うこともできます。
そこで、自宅に電気がなく、携帯電話の充電ができない人はどうするかというと…

携帯電話の充電屋。
家庭で充電ができない人たちは、携帯電話を充電してくれるお店があり、そこでお金を払って充電してもらいます。
日本では考えられませんが、ブルキナファソではこのような商売も成り立つのです。
人とのつながりを大切にするブルキナファソ。
だからこそ、コミュニケーションツールである電話がこれほどまでに普及したのでしょうか。