「8月, 2012」

【イベント報告】連続公開セミナー「食べものの危機を考える」2012年度 第3回「帰国報告:ブルキナファソの食料不安」

金曜日, 8月 10th, 2012


去る7月26日(木)に、緑のサヘル代表・岡本敏樹が講演いたしました、連続公開セミナー「食べものの危機を考える」2012年度第3回「帰国報告:ブルキナファソの食料不安」というイベントが開催されました。


当日は多くの方々にお越しいただき、大盛況となりました。

お越しくださいました皆さま、ありがとうございました!

講演後の質疑応答時間には、会場の多くの方々から活発に質問をしていただき、よりブルキナファソにおける食料不安の現状をご理解いただけたのではないでしょうか。


当日の講演ではまず始めに、ブルキナファソの簡単な様子を紹介するため、たくさんの写真とともに、首都の街中の風景、水事情、食事、作物栽培、収入活動等についてお話いたしました。

ブルキナファソでは、収入活動として床屋、洋服屋、自転車修理屋などの商いをする人、農作物(穀物)栽培をして販売する人などがいますが、最近、緑のサヘルのプロジェクト実施地域では金の採掘をする人たちが増えているようです。



ブルキナファソの様子のお話の後、様々なデータを用いて、穀物の調達がどれくらいの家庭で十分に足りているのか、ブルキナファソ全土の降水状況の変化、穀物収穫量の変化等についてお話がありました。

穀物の価格は年間を通して増減があり、また食事を作るための調味料の価格も上昇する時期があり、ブルキナファソの国民の生活が苦しくなっているようです。国民一人ひとりの現金収入の金額は変化しないにも関わらず、食料の価格が上昇するため、国民は割高感を感じてしまいます。そして、今年5月には食料の価格高騰に反発するデモも発生しました。



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講演中の代表・岡本敏樹



現金収入が少なく、例えばミレット、ソルガム等の穀物以外の食料の購入が難しい場合、栄養不良にもなりかねません。

ブルキナファソにおいては、食料の確保のために穀物の収穫量を増やすことも重要ですが、現金収入を得る手段も大変重要となります。

食料の危機を考える場合、食料となる穀物の収穫量の変化のみに焦点を当てて考えるのではなく、それに関連する様々な要素についても考えていかなければなりませんね。



魚採り

木曜日, 8月 2nd, 2012

緑のサヘルが活動を行なっている、ブルキナファソ中部のバム湖では、魚採りをしている人たちがいます。

時には、子どもたちが蚊帳を使って魚採りをしているようです。


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バム湖で取れた魚。



ブルキナファソは内陸国のため、海がありません。バム湖のような湖、ダムのようなところでしか、魚を採ることができません。

そんな魚にまぎれて、エビも取れるようです!


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魚と一緒に採れたエビ。



なまずやティラピアといった魚は食べれても、エビを食べられるところはブルキナファソ内ではそれほど多くないと思います。

どんなお味がするのか、食べてみたいものですね♪♪



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