昨年末に三菱商事の協力で小学校に掘った井戸は、その後も大切に使われています。
井戸の隣に作った野菜菜園も、毎日生徒と父兄が交代で手入れをしています。
また、現在は菜園の中だけではなく、校舎の横にも落花生畑が作られ、大切に育てられています。
↑落花生畑
↑野菜菜園
取れたての農作物を使った給食のメニューも、これからますます豊富になっていきそうです。
昨年末に三菱商事の協力で小学校に掘った井戸は、その後も大切に使われています。
井戸の隣に作った野菜菜園も、毎日生徒と父兄が交代で手入れをしています。
また、現在は菜園の中だけではなく、校舎の横にも落花生畑が作られ、大切に育てられています。
↑落花生畑
↑野菜菜園
取れたての農作物を使った給食のメニューも、これからますます豊富になっていきそうです。
ひょうたんは水筒やお酒を貯蔵して利用する等、古くから日本人に馴染みのあるものです。
しかし、ひょうたんは元々、原産地であるアフリカから広まったものと言われています。
西アフリカ、ブルキナファソでは一般的にひょうたんをカレバス(仏語)と呼び、日常生活でよく利用されています。
屋根に巻きついている、つる植物がひょうたんです。
畑で栽培する人もいれば、家でする人もいます。
このつる植物の実が、カレバスとして利用されます。
加工したものを市場で販売します。
女性が穀物を洗っているところです。脱穀した後、風選するときにも使います。
ブルキナファソの地酒やジュースを入れて飲んだり、食事を入れる器としても利用されます。この写真のものは絵が書いてあり、とてもおしゃれです。
小さいものはスプーンやひしゃくとして使われます。
このようにカレバスはとても役に立ち、日常生活において欠かせないものとなっています。
ここ最近、シアバターを使っているクリームや石鹸を目にすることが多くなってきました。シアバターとは、シアバターの木から採れた実を抽出したもので、とてもお肌にいいものです。
ブルキナファソではシアバターの木がたくさん生息していて、人々は古くから実を食用、薬品、燃料として利用してきました。
また、新生児を紫外線や乾燥から守るため、生まれてすぐ全身に塗布する習慣もあります。
シアバターの木
シアバターの実
収穫された実
種(茶色の部分)からバターを抽出します。緑の部分は食べることができます。とても甘くて子供たちに大人気!!
このようにシアバターは人々の生活において欠かせないものです。
しかし、ブルキナファソ北部でかつては多く生息していたのが、今は減少してしまいました。
降雨量の減少や、植生の減少、土地の劣化などの問題で、シアバターの木にとって自生するのが難しい環境に変わってきているようです。
2008年12月に植えたユーカリです。1年半で4mの高さにまで成長しました。
バイエンフルゴ村
乾季は雨が全く降らないので、すべての苗木に水やりをしなければなりません。
バイエンフルゴ村
2009年9月に植林したユーカリです。順調に成長しています!
今年で3年目となった小学校植林の成績発表会が行なわれました。
この1年間、10校の植林プロジェクト対象校の生徒たちは家から水を入れたペットボトルを持ってきて水やりしたり、苗木を丁寧に育ててきました。
この日は教育省や環境局の局長たちが、苗木の手入れ具合やPTAが積極的に参加しているか等を点数にして、優秀校を表彰します。
表彰を受けた生徒代表とその父兄、校長先生。
足元のつるはしとスコップは賞品です。
表彰状授与の様子。
成績発表会では、以前からこのプロジェクトを支援してくれている岩手県盛岡市の下橋中学校からのお手紙も読み上げられ、大きな拍手が沸き起こりました。
下橋中学校は環境についての学習会やシンポジウムで毎月募金活動を行い、この小学校植林プロジェクトを応援してくれています。
この成績発表会の後も生徒たちによる水やりは続けられています。
苗木のこれからの成長が楽しみですね。
今回はブルキナファソの食材事情についてご紹介します。
基本的にアフリカでは、旬のものしか食べられません。
12月、1月に大量に出回っていたインゲンも、レストランのメニューから消えました。
タマネギは保存がきくので年中出回っていますが、値段がかなり動きます。
自分の欲しい量を伝えると、こんな風に黒いビニール袋に入れて売ってくれます。
とっても硬いタマネギにあたった時は切るのに一苦労です。
日本のタマネギを切る時の10倍くらい涙がでます。凄い威力です。
葉っぱの部分は、頼めば手でちぎってから渡してくれます。
そして果物は、オレンジからマンゴーの季節へ。
出始めの頃よりも、だいぶ大きくてころころしたものがでるようになってきました。
濃厚な甘さのおいしいマンゴー。
値段は、大きさや量によりますが、上の大きいマンゴーだと約30円です。
市場の様子。オクラやサラダ菜、じゃがいもなども買えます。
それらの食材を、以前お伝えしたMAGGI(マジー)で味付けして色々なソースを作ります。
もう完璧に雨季が始まったブルキナファソ。
今年は2月からかなり暑くなり始め、5月から各地で雨が降ったりと、
季節の移り変わりが例年より早く進んでいます。
今回は引き続き、土壌回復のためのザイを作っている様子と、
養蜂の様子をお伝えしましょう。
村人総出で作業を行ないます。
ブルキナファソの人たちは、穴を掘るのにスコップではなくて、つるはしを使います。
炎天下での作業はかなりの重労働です。
地元のコングシの町で作ってもらった追加の蜂箱が村に届きました。
これから蜂の集まりやすい場所に設置します。
ブルキナファソでは少し暑さも和らぎ、各地で雨の降る日もでてきました。
本格的に雨季が始まるのは6月に入ってからですが、緑のサヘルが活動を行なっているコングシ地域ではまとまった雨が2度降り、バム湖に近い所などは道が氾濫して、車での移動ができなくなっている場所もあります。
そんなコングシで、土壌回復と農作物の生産向上のためのディゲットとザイの設置が、だいぶ進んできました。
村の共有地に設置されたディゲット。
村では穀物収穫量向上への期待が強く、住民全員にメリットがある共有地へのディゲット設置が優先して行なわれました。
こちらはディゲットの向こう側にザイが施されています。
これはザイのアップです。
以前お伝えした「堆肥作り」で作っていた堆肥を穴の中に入れています。
一方、養蜂のプロジェクトも順調で、蜂蜜の収穫も安定してきました。
そのため、以前から村人の要望が強かった養蜂箱の追加設置を行なう予定です。
左側がマスタードの空き瓶(500g)に詰められた蜂の巣入りの蜂蜜。
右側は1リットルサイズのボトルに入ったろ過済みの蜂蜜です。
村の人たちには左のタイプの方が人気のようです。
これからはミツバチの活動が活発になる季節。
軌道にのってきた養蜂プロジェクトがますます楽しみになります。
日本で必須の調味料といえば、すぐに思い浮かぶのは醤油や味噌。
ブルキナファソで醤油的な存在感があるのは、MAGGI(マジー)という固形調味料です。
ちっちゃなキヨスクでもバラ売りされていて、どこでも手に入れられます。
上の写真は一番オーソドックスな味ですが、ビーフ、エビ、野菜などなど、色々な味がでています。
箱の右下にはHALALのマーク(イスラム法上で食べられるものという印)が付いていて、ムスリムの人たちも安心して食べられるようになっています。
こういうじゃがいも料理にも、魚料理にも、どんな食材にも使える万能調味料として活躍しています。
前回に引き続きブルキナファソの食事についてご紹介しましょう。
まず、どこのレストランに行っても置いてあるスパイスがこれです。
綺麗な色をしていますが、唐辛子なのでとっても辛いです。
色は赤だったり緑だったりします。
ブルキナベもそんなに辛いものが得意ではないらしく、お皿にちょこっとだけ添えて食べています。
こちらは炊き込みご飯。マカロニがトッピングされています。
レバーのタマネギ炒め。
食べやすい味付けで、緑のサヘルスタッフたちの好物です。
いんげんの野菜炒め。
いんげんの出回る11月頃からメニューにのりはじめ、
お皿いっぱい山盛りででてきます。