「ブルキナファソ」 カテゴリー過去記事の一覧

小学校の給水タンク

火曜日, 11月 2nd, 2010

グローバルフェスタのチャリティ・ランで選ばれた「ワガドゥグ市内における衛生改善プロジェクト」。首都ワガドゥグ市内の16の小学校に、合計115個の給水タンクを設置するプロジェクトです。


ブルキナファソの小学校には、井戸や水道が敷地内に1つしかないことが多く、生徒全員が満足に使えない状態です。そこで、各教室に給水タンクを設置して、生徒がうがいや手洗い、教室の清掃などをいつでも行なえるよう、改善を図っています。


ワガドゥグでは、この給水タンクの製作が着々と進んでいます。

給水タンク作製_14

一つひとつ、職人さんが手作りしていきます。


給水タンク作製_4


給水タンク作製_9

本体が完成!


これから給水タンクを小学校の各クラスに設置し、衛生についての講習会を行ないます。


家畜肥育

火曜日, 10月 26th, 2010

ブルキナファソでの活動現場のひとつ、タンギエマ村では、新しい取り組みとして、女性による家畜肥育を始めました。

家畜肥育_03

家畜肥育グループの女性は、これから1人2頭ずつ羊を育てていきます。

羊はお祭りなどでよく使われる食材で、貴重な現金収入源になるのでみんなはりきっています!




小学校の菜園

木曜日, 10月 21st, 2010

昨年末に三菱商事の協力で小学校に掘った井戸は、その後も大切に使われています。

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井戸の隣に作った野菜菜園も、毎日生徒と父兄が交代で手入れをしています。

また、現在は菜園の中だけではなく、校舎の横にも落花生畑が作られ、大切に育てられています。

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↑落花生畑

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↑野菜菜園

取れたての農作物を使った給食のメニューも、これからますます豊富になっていきそうです。




カレバス(ひょうたん)

火曜日, 9月 21st, 2010

ひょうたんは水筒やお酒を貯蔵して利用する等、古くから日本人に馴染みのあるものです。

しかし、ひょうたんは元々、原産地であるアフリカから広まったものと言われています。

西アフリカ、ブルキナファソでは一般的にひょうたんをカレバス(仏語)と呼び、日常生活でよく利用されています。

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屋根に巻きついている、つる植物がひょうたんです。

畑で栽培する人もいれば、家でする人もいます。



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このつる植物の実が、カレバスとして利用されます。


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加工したものを市場で販売します。


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女性が穀物を洗っているところです。脱穀した後、風選するときにも使います。


伝統的婚約式. (15)


ブルキナファソの地酒やジュースを入れて飲んだり、食事を入れる器としても利用されます。この写真のものは絵が書いてあり、とてもおしゃれです。


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小さいものはスプーンやひしゃくとして使われます。


このようにカレバスはとても役に立ち、日常生活において欠かせないものとなっています。


シアバターの木

金曜日, 8月 20th, 2010

ここ最近、シアバターを使っているクリームや石鹸を目にすることが多くなってきました。シアバターとは、シアバターの木から採れた実を抽出したもので、とてもお肌にいいものです。

ブルキナファソではシアバターの木がたくさん生息していて、人々は古くから実を食用、薬品、燃料として利用してきました。

また、新生児を紫外線や乾燥から守るため、生まれてすぐ全身に塗布する習慣もあります。


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シアバターの木

 


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シアバターの実

 


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収穫された実





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種(茶色の部分)からバターを抽出します。緑の部分は食べることができます。とても甘くて子供たちに大人気!!



このようにシアバターは人々の生活において欠かせないものです。

しかし、ブルキナファソ北部でかつては多く生息していたのが、今は減少してしまいました。

降雨量の減少や、植生の減少、土地の劣化などの問題で、シアバターの木にとって自生するのが難しい環境に変わってきているようです。


植林した木々が順調に成長しています!

金曜日, 7月 23rd, 2010
2008年12月からブルキナファソの中央北部州の南にあるバム湖の周辺地域で植林活動を行っています。
村人たちが水やりや除草、家畜の食害防止など維持管理を適切にしているため、植林した木々は順調に成長しています。
バディノゴ村
バディノゴ村

2008年12月に植えたユーカリです。1年半で4mの高さにまで成長しました。


バイエンフルゴ村

バイエンフルゴ村

乾季は雨が全く降らないので、すべての苗木に水やりをしなければなりません。


バイエンフルゴ村

バイエンフルゴ村

2009年9月に植林したユーカリです。順調に成長しています!


小学校植林の成績発表会

月曜日, 6月 21st, 2010

今年で3年目となった小学校植林の成績発表会が行なわれました。

この1年間、10校の植林プロジェクト対象校の生徒たちは家から水を入れたペットボトルを持ってきて水やりしたり、苗木を丁寧に育ててきました。

この日は教育省や環境局の局長たちが、苗木の手入れ具合やPTAが積極的に参加しているか等を点数にして、優秀校を表彰します。

Protestante

表彰を受けた生徒代表とその父兄、校長先生。

足元のつるはしとスコップは賞品です。


Concours

表彰状授与の様子。


Concours2

成績発表会では、以前からこのプロジェクトを支援してくれている岩手県盛岡市の下橋中学校からのお手紙も読み上げられ、大きな拍手が沸き起こりました。

下橋中学校は環境についての学習会やシンポジウムで毎月募金活動を行い、この小学校植林プロジェクトを応援してくれています。


この成績発表会の後も生徒たちによる水やりは続けられています。

苗木のこれからの成長が楽しみですね。









ブルキナごはん4

水曜日, 6月 9th, 2010

今回はブルキナファソの食材事情についてご紹介します。

基本的にアフリカでは、旬のものしか食べられません。

12月、1月に大量に出回っていたインゲンも、レストランのメニューから消えました。

タマネギは保存がきくので年中出回っていますが、値段がかなり動きます。

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自分の欲しい量を伝えると、こんな風に黒いビニール袋に入れて売ってくれます。

とっても硬いタマネギにあたった時は切るのに一苦労です。

日本のタマネギを切る時の10倍くらい涙がでます。凄い威力です。


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葉っぱの部分は、頼めば手でちぎってから渡してくれます。


そして果物は、オレンジからマンゴーの季節へ。

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出始めの頃よりも、だいぶ大きくてころころしたものがでるようになってきました。


マンゴ_9(圧縮版)

濃厚な甘さのおいしいマンゴー。

値段は、大きさや量によりますが、上の大きいマンゴーだと約30円です。


市場のマンゴ

市場の様子。オクラやサラダ菜、じゃがいもなども買えます。

それらの食材を、以前お伝えしたMAGGI(マジー)で味付けして色々なソースを作ります。


ザイと蜂蜜

火曜日, 6月 1st, 2010

もう完璧に雨季が始まったブルキナファソ。

今年は2月からかなり暑くなり始め、5月から各地で雨が降ったりと、

季節の移り変わりが例年より早く進んでいます。


今回は引き続き、土壌回復のためのザイを作っている様子と、

養蜂の様子をお伝えしましょう。

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村人総出で作業を行ないます。


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ブルキナファソの人たちは、穴を掘るのにスコップではなくて、つるはしを使います。


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炎天下での作業はかなりの重労働です。


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地元のコングシの町で作ってもらった追加の蜂箱が村に届きました。


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これから蜂の集まりやすい場所に設置します。



ザイ・ディゲットと蜂蜜

月曜日, 5月 24th, 2010

ブルキナファソでは少し暑さも和らぎ、各地で雨の降る日もでてきました。

本格的に雨季が始まるのは6月に入ってからですが、緑のサヘルが活動を行なっているコングシ地域ではまとまった雨が2度降り、バム湖に近い所などは道が氾濫して、車での移動ができなくなっている場所もあります。


そんなコングシで、土壌回復と農作物の生産向上のためのディゲットとザイの設置が、だいぶ進んできました。

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村の共有地に設置されたディゲット。

村では穀物収穫量向上への期待が強く、住民全員にメリットがある共有地へのディゲット設置が優先して行なわれました。


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こちらはディゲットの向こう側にザイが施されています。


T_ザイ_2

これはザイのアップです。

以前お伝えした「堆肥作り」で作っていた堆肥を穴の中に入れています。


一方、養蜂のプロジェクトも順調で、蜂蜜の収穫も安定してきました。

そのため、以前から村人の要望が強かった養蜂箱の追加設置を行なう予定です。

R_蜂蜜_2

左側がマスタードの空き瓶(500g)に詰められた蜂の巣入りの蜂蜜。

右側は1リットルサイズのボトルに入ったろ過済みの蜂蜜です。

村の人たちには左のタイプの方が人気のようです。

これからはミツバチの活動が活発になる季節。

軌道にのってきた養蜂プロジェクトがますます楽しみになります。






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