「ブルキナファソ」 カテゴリー過去記事の一覧

小学校植林で植えた苗木はすくすくと成長しています!

金曜日, 12月 13th, 2013

皆さん、こんにちは。

 

今年も変わらず、19校の小学校で小学校植林を実施しています。

雨季の時期に植林活動を行い、現在は乾季に入り、生徒や保護者に灌水などのお世話をしてもらっています。

 

今回は、バム県にある3つの小学校をご紹介します。

 

<バンゴ小学校>

バンゴ小学校は、コングシ市の中心から数キロ北に進んだところにある小学校です。

今年実施した小学校の表彰式では、10位という成績でした。

まずまずの成績だったので、来年は上位入賞を目指してほしいですね。

今年の苗木は、校庭にきれいに植えられていました。

 

CIMG1507

バンゴ小学校の植林した校庭。

 

 

<ルルカ小学校>

ルルカ小学校は、バンゴ小学校からさらに少し北に行ったところにある小学校です。

今年の表彰式では、バンゴ小学校に続き、11位でした。

昨年植栽した苗木はとても成長しているのですが、今年植栽した苗木の成長具合はあまり良くないように思いました。

来年の表彰式では、何位になるのでしょうか?

 

CIMG1502

ルルカ小学校の苗木の様子。

 

<コラ小学校>

コラ小学校は、バム湖の近くにある小学校です。

実はこの小学校、今年の表彰式では残念ながら最下位でした…

そのリベンジに燃えているのか、今年はコラ小学校ならではの工夫をしています。

ニームの苗木を植えた周辺で、ササゲを栽培し始めました。

栽培したササゲを使用して、給食と一緒に調理されるのではないかと思われます。

来年の表彰式では、上位入賞することを期待しています。

 

CIMG1495

植栽したニームと栽培しているササゲの様子。

 

19校全ての小学校の紹介はできませんでしたが、どの小学校も表彰式に向けて頑張って苗木の管理を行っています。

来年はどのような順位になるのか、今から楽しみです。

 


羊の赤ちゃんが続々と誕生しています!

金曜日, 11月 8th, 2013

昨年度から開始し、バム湖周辺にあるタンギエマ村、タンポンガ村、ロルガ村の3か所で行っている家畜飼育の活動報告です。

 

昨年度までは家畜肥育を行い、羊を肥らせてから販売する方法を採っていましたが、昨年度より飼育を始め、仔羊が生まれるようにする家畜飼育に変更し、女性たちの収入の向上を目指しています。

 

CIMG1430

購入した羊たち。

 

プロジェクトに参加する各女性に雌羊と雄羊の2頭を購入したのですが、購入した羊たちには今年に入ってかわいい赤ちゃんが続々と誕生しています!!

 

CIMG1428

生まれたばかりの仔羊を抱く村の女性。

 

家畜飼育のプロジェクトでは、タバスキ(犠牲祭)のお祭り前など羊の購入価格が高くなる時期に販売し、収入を得られるようにしています。

今年も、羊の販売時期になりました。

かわいい仔羊たちを見ていると、「この子たちもいつかは販売されるんだ」と思い、少し切なくなってしまいますね。

 

 


アンドロポゴン(有用草)の移植

木曜日, 10月 24th, 2013

今回は、ブルキナファソにて行っている活動のうち、バム湖周辺の村であるタンギエマ村、タンポンガ村、ロルガ村の3か村で行っているアンドロポゴンという有用草の移植についてお話ししたいと思います。

 

Andopogon1

頭の上のタライに入っているものがアンドロポゴン。

 

ホームページでは何度か、ディゲット(石堤)の活動報告を掲載していますが、ディゲットを設置することで雨水が流れていくのをせき止め、水を溜めることで栽培地の地力が向上するようにしています。

そのディゲットを設置した場所に今後はアンドロポゴンという有用草を移植し、ディゲットの替わりになるようにしたいと考えています。

 

Andopogon2

アンドロポゴンを移植している様子。

 

現在はアンドロポゴンをディゲットの設置個所に沿って移植したという段階ではありますが、今後はアンドロポゴンがディゲットに替わるよう十分に成長して根付いてくれたら石を取り除いてアンドロポゴンだけを残します。

この状態でも雨水の流れをせき止めることができるよう、アンドロポゴンの成長を祈り、ディゲットの替わりとなってくれることを切に願っています。

 

Andopogon3

アンドロポゴンが人の身長(180cm以上)まで成長しています。

 

アンドロポゴンだけを残し、石を除くことができるようになると、その石でまた別の栽培地にディゲットを設置することができます。

ディゲット用の石運びは重労働であり、採掘も容易ではありません。そのため、このように再利用できるようになれば、住民の皆さんの負担も多少は軽減されることでしょう。

 

これからもこの活動の様子を継続してお伝えしたいと思いますので、アンドロポゴンの今後をお楽しみに!!

 


ブルキナファソの携帯電話事情

月曜日, 9月 2nd, 2013

時折吹く風が、秋を感じさせる今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?


今回は、ブルキナファソの携帯電話事情をお伝えします。


ブルキナファソに限らず、アフリカ全体で言えることかと思いますが、携帯電話は目まぐるしく普及しています。

都市でも、村落部でも、携帯電話を持っている人がたくさんいます。

人によっては、携帯電話を何台も持っている人もいます。

固定電話の電話線を引く初期費用を考えると、携帯電話のほうがずっとお安く使用できるという利点があります。


mobile shop

携帯電話ショップのショウウィンドウ。


近頃、普通の携帯電話のみならず、日本でも多くの人に使用されているスマートフォンが販売されています。


mobile telephone

販売されているスマートフォン。


写真ではわかりにくいですが、アンドロイド、ギャラクシーなど、日本でもよく耳にする言葉がスマートフォンに書かれています。

特定のスマートフォンでは、インターネットも使用できます。


日本の携帯電話は、電話会社と契約し、毎月電話料金を支払いますが、ブルキナファソで使用されている携帯電話は、全てプリペイド式になっています。


card

プリペイドカード。


このようなカードを購入し、カードに記載された番号を打ち込むと、電話料金がチャージされます。



これほど携帯電話が普及しているブルキナファソですが、各家庭に電気が必ず通っているかといえば、そうではありません。電気よりも、携帯電話のほうが普及していると言うこともできます。


そこで、自宅に電気がなく、携帯電話の充電ができない人はどうするかというと…


mobile charge

携帯電話の充電屋。


家庭で充電ができない人たちは、携帯電話を充電してくれるお店があり、そこでお金を払って充電してもらいます。

日本では考えられませんが、ブルキナファソではこのような商売も成り立つのです。


人とのつながりを大切にするブルキナファソ。

だからこそ、コミュニケーションツールである電話がこれほどまでに普及したのでしょうか。




小学校植林の表彰式が開催されました!

金曜日, 8月 23rd, 2013

毎日暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしですか?

もしかすると、日本よりもブルキナファソのほうが暑くないのでは、と思う今日この頃です。


さて、今回はブルキナファソで行っているプロジェクトのお話です。


小学校緑化支援事業では、19校の小学校を対象に植林活動を行っています。

毎年、前年に植林した苗木がどれくらい良く育ったかを競い、表彰式を行います。

毎年毎年、どの学校も一生懸命苗木の世話をし、大切に育ててくれています。


少し前の話にはなりますが、今年も表彰式が行われました。

そして、19校の中で最も良く苗木が育った小学校は、ニエネガ小学校でした。


bosque scolaire

ニエネガ小学校校長が受賞した様子。


また、各学校に対して、「緑のサヘル」マークの入った表彰状を渡しています。


Ecole de Yalka

表彰状を手に持つ小学生。


さらに、参加した19校の小学校には、スコップやバケツがプレゼントされます。


bosque materiel

各小学校へのプレゼント。


今年度の小学校植林も、すでに始まっています。

来年はどの小学校が1位になるか楽しみですが、どの学校も今年以上に頑張って苗木を育ててくれることを願っています。




ブルキナファソのモスクと大聖堂

月曜日, 7月 1st, 2013

みなさま、こんにちは!!


今回は緑のサヘルの活動内容ではなく、ブルキナファソの宗教と礼拝所のお話です。


ブルキナファソで信仰されている宗教には、現地固有の伝統宗教、イスラム教、キリスト教があります。

国民の約半数は伝統宗教を信仰しており、その他3割はイスラム教、1割はキリスト教を信仰していると言われています。


CIMG1329

首都で一番大きいモスク。


イスラム教が礼拝に訪れる場所、それはモスクです。

上の写真が、ブルキナファソの首都ワガドゥグで最も大きいモスクです。

金曜日の礼拝時間になると、このモスクの周辺は大渋滞になるほど、たくさんのイスラム教徒の方々がお祈りに訪れます。


CIMG1337

首都の大聖堂。


キリスト教が訪れる場所といえば、大聖堂(カテドラル)。

写真中で奥に見える三角の門が、大聖堂の入り口になります。

大聖堂のほか、首都ワガドゥグにはいくつか教会があります。


ブルキナファソに観光目的でお越しの方がいらっしゃれば、モスクや大聖堂、教会を見学するのもおもしろいかもしれませんね。



マンゴの実が生りました!

月曜日, 6月 3rd, 2013

みなさま、如何お過ごしでしょうか?


1年が経つのはとても早く、ブルキナファソでは今年もまたマンゴの季節となりました。

「緑のサヘル」のブルキナファソ事務所では、今年もマンゴの実が生りました!!


CIMG1177

屋根の上にはマンゴがたくさん。


たくさんありすぎて、食べ切れませんね…

いくら食いしん坊でも、おそらく無理でしょう。


CIMG1173

マンゴの実が生る様子。


拡大すると、このようにマンゴの実が生っています。

まだ写真のマンゴは食べごろではなさそうですが、熟して美味しいマンゴになる日が待ち遠しいですね♪


マンゴの時期ではない期間は価格が高騰しますが、これからは安価でマンゴを手に入れられる時期になります。

マンゴ好きにはたまらない!!

食べすぎには注意しなければなりませんが、この時期ならではということで、マンゴを堪能しようと思います。




!!子羊が産まれました!!

金曜日, 5月 31st, 2013

現金収入の改善に向けて、3村の女性たち80名が「家畜飼育」に取り組んでいます。

これまでは、大きい羊を購入し、肥らせて販売する「家畜肥育」を行なっていました。年に1度あるイスラム教の犠牲祭では羊が欠かせないため、確実な販売が見込めます。

Rolga_01_web

2010年から支援を始め、2回の販売を行ないました。常に利益が出ており、女性たちは子供たちの教育費や医薬品代などに使っています。

しかし、次回の肥育用の羊を購入できるほどの利益を上げることは難しく、女性たち自身で続けていくことは困難でした。

そこで、肥育用の羊を村内で手に入れることが出来るよう、飼育を始めることにしました。女性たち自身もアイディアとして持っていたので、賛成してくれました。

昨年11月から開始し、5月に初めての子羊が産まれました。

Mariam de Tanguiema  Elevage_web


Mamounata Sawadogo Tanguiema_web

これから、もっとたくさんの子羊が産まれることを願っています。


街中で見られる映画上映?!

水曜日, 5月 1st, 2013

みなさま、こんにちは!

緑のサヘルが活動を行なっている、ブルキナファソのコングシに出張した際に見つけたあるモノをご紹介したいと思います。


コングシという町では、AJPEE(Association des Jeunes pour la Protection de l’Environnrmrnt et de l’Elevage:環境畜産保全青年協会)という現地のNGO団体と一緒に活動を行なっています。活動を行なっている村々を巡回し、AJPEEの事務所にて打合せを終え、事務所の外に出てみると…


事務所のお向かいのお宅前の木に、何かがぶら下がっています。

何だろうと見に行ってみると、そこには映画上映の予告をするために、DVDのパッケージが木に吊るされているではありませんか!


映画上映告知

映画上映の予告。


AJPEEのスタッフに映画鑑賞の料金を聞いてみたところ、1回100FCFA(約17円)程度で見ることができるとのことでした。お安いですね!


実際にどのような感じで映画を鑑賞することができるのだろうかと思ったので、上映開始準備をする様子をのぞいてみました。


映画上映

映画上映会場の様子。


写真中央に見えるテレビで、映画の鑑賞をするようです。テレビは小さいし、画像は荒いし、見難そうでした。

それでも、きっと近所の人たちと盛り上がりながら映画を見ることは、現地の方々にとっては楽しみの一つでもあるのでしょうね♪




ブルキナファソでの活動紹介~家畜飼育編~

水曜日, 4月 17th, 2013

今回は、JICA草の根技術協力事業内で行なっている、家畜飼育の活動のお話です。


2009年から3年間実施していたJICA草の根事業では、家畜のヒツジを肥育し、丸々肥ったヒツジを販売することで、収入を得るという活動を行なってきました。

2012年からは、JICA草の根事業の中でもフォローアップ事業に変わり、より持続性を考えた活動を展開しています。


ヒツジを毎年安値で購入し、肥らせてから販売するというサイクルを繰り返す家畜肥育では、持続的とは言えません。

メスとオスのヒツジを購入し、子羊を産ませることで、飼育をしていくという活動のほうが持続的であると考えました。


CIMG1219

活動に参加する女性たちと家畜飼育用のヒツジたち。


ヒツジの家畜飼育が順調に進めば、今年の秋頃までには子羊が生まれ、さらにヒツジがたくさん賑わっている写真が撮れることでしょう。

今から楽しみですね。


DSC04456

肥育したヒツジを販売する様子。


昨年は、それまで実施していた家畜肥育で育てたヒツジを販売しました。

毎年、イスラム教徒のお祭りである犠牲祭の前に、高値で販売しています。

今年もヒツジを販売し、収入を得た女性たちは嬉しそうでした。

今後は、さらに家畜飼育の効果がもたらされ、収入も向上すると良いですね。




世界の「貧しい」を半分に。
緑のサヘルカレンダー
ネット検索でエコ貢献!リーフバンク
なんとかしなきゃ!
世界食料デー月間2010 みんなで食べる幸せを
NGOサポート募金
お問い合せください。

緑のサヘル事務局には、
アフリカの環境問題や農業に
関する資料や書籍、ビデオがございます。

緑のサヘル東京事務局 Tel: 03-3252-1040
Fax: 03-3252-1041
Email: agsj_tokyo@sahelgreen.org