2024年10月4日
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2024年7月9日
2024年7月9日
2024年3月16日
2023年12月19日
2023年12月19日
アフリカ大陸を横断するように存在する「飢餓ベルト」。
それが今のサヘル地帯の呼称のひとつです。
砂漠化が進み、森林の恵みを失い、慢性的な食糧不足に苦しんでいる「サヘル」は、
かつては緑豊かで人々が安定した生活をしている「岸辺」と呼ばれていました。
「砂漠化」とは、土地が劣化し、植物の育ちにくい土地が広がることを意味します。かつて「緑の岸辺」と呼ばれたサヘルですが、地域の生態 系が衰退し、生活にとって必要な在来樹種が減少しています。毎日の調理に使う薪の確保が難しくなり、食材や民間薬の素材が少なくなっています。
薪材調達などの生活林を作るために、30円で1本の苗木を購入することができます。
200円で在来樹種の苗木を1本、購入することができます。
土地の劣化と降雨の不順により、穀物の生産が低迷を続けています。収穫できる穀物では、家族が1年間に食べる量に足りないため、不足分は購入しなければなりません。
生産性を改善するために、栽培地の整備や工夫された農法を行なう必要があります。
また、食糧や食材を購入するためには、既に行なわれている現金収入手段の強化や新たな商品の創出が必要です。
6,000円で、地域で需要が高く、商品価値の高い蜂蜜を
安定的に入手できる養蜂箱を1個、購入できます。
不足分の食糧や食材を購入するだけではなく、子供たちの学費や家族の医療費の支払いなど、以前と比べて生活の中でお金を必要とする機会が増えています。主食の確保以外は女性がやりくりしており、彼女たちは生活小物やお菓子等を販売して現金を得ています。女性の役割は多岐にわたっているため、女性の経済活動が活性化すると、生活上のいろいろな面への波及効果が期待できます。家畜の飼育と販売は、女性にとって魅力的な現金収入の手段です。
彼女たちへ、約4,000円で1頭の羊を提供することができます。
「砂漠化」により、穀物生産の低迷、生活用水の不足、調理用燃料の不足、食材や民間薬素材の不足等が生じ、住民の生活は苦しくなっています。つまり、現地の人々にとって「砂漠化」とは、「生活が苦しくなること」と同じなのです。
それは、「いま」の問題であると同時に、「これから」の問題でもあります。
地域環境と生活の関係を修復し、次の世代が生活を続けていけるために、今こそ私たちは行動しなくてはなりません。
約8,000円で、小学校1校が校庭に植栽する苗木40本を購入することができます。