「ブルキナファソ」 カテゴリー過去記事の一覧

ブルキナファソでの活動紹介~養蜂編~

木曜日, 3月 21st, 2013

東京は春になり桜が開花し、ブルキナファソは1年で最も暑い時期となっていますが、みなさま如何お過ごしでしょうか?


さて、今日はブルキナファソで行なっている活動のうち、養蜂活動の紹介をしたいと思います。


私を含め、甘いハチミツが好きな方はたくさんいらっしゃると思います。もちろん、ブルキナファソにおいても、住民の皆さんによってハチミツは消費されています。養蜂活動では、ハチミツを採取し、それを村落内や市場で販売することによって、地域住民の生計向上を目指しています。


本来、「緑のサヘル」が活動するブルキナファソのコングシでは、藁で編んだ籠のようなものを使用する伝統的な方法でハチミツを採取していました。しかし、籠の老朽が早いことなど、養蜂活動を行なうにあたって問題がありました。

そこで、下の写真にあるような養蜂箱を設置しました。


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養蜂箱を設置した様子。


プロジェクトに関わる住民の方々は、防護服を着て養蜂箱からハチミツを採取します。ミツバチに刺されぬよう防護服を着た集団が歩く様子は、なんとも異様な雰囲気が漂っています。


そうして採取したハチミツが次の写真。

採取したてのハチミツをバケツに入れて、私たちに見せてくれました。


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採取したてのハチミツ。


地域住民の皆さんは、この蜂の巣がついたままのハチミツを好んでよく食べています。このままで販売することもあれば、通常我々がスーパーで目にする液体状のハチミツにしてから販売することもあります。


このバケツに入ったハチミツは、お土産としてもらってきました。

ブルキナファソのハチミツに興味を持たれた方は、是非ブルキナファソまでいらしてください!!




ブルキナファソでの活動紹介~ディゲット(石堤)編~

金曜日, 2月 22nd, 2013

みなさま、こんにちは!

近頃、花粉症が始まっているようですが、如何お過ごしでしょうか?


JICA草の根事業では、様々な活動を実施しています。その中の一つをご紹介したいと思います。

まずは、ディゲット(石堤)設置の活動紹介をしたいと思います。

荒廃した土地にディゲット(石堤)を設置することで、水(雨水)の流れをせき止め、水が溜まるようにすることで地力の向上を目指します。


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石を砕いて運ぶ村の方々。


ディゲットを設置する際には、村の周辺にある丘から石を運び、砕いてから並べます。

この作業は、大変重労働。

そのような作業でも、村の方々は黙々と作業を進めます。


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ディゲットを設置した耕地。


上の写真のように、石を並べます。このようなディゲットの列を、活動を実施している村々の各耕地に4ヶ所程度設置しています。

ディゲットを設置する際には、村中から男性、女性、子どもまで、とても多くの村の方々が参加してくれます。

この活動が実を結び、村の荒廃地が耕地へと生まれ変わり、次年度の収穫時期には穀物の収量が大幅に増加することを願っています。




小学校での植林活動

火曜日, 1月 29th, 2013

みなさま、まだまだ寒い季節が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

本日は、ブルキナファソで実施している小学校緑化支援のプロジェクトの様子をお伝えします。


緑のサヘルが活動を行なっているブルキナファソのコングシ周辺の村々では、小学校での植林活動を行なっています。

雨期の間の7月に、小学校19校にて、ニーム等の樹木を合計760本植林しました。小学校によって植林した苗木の管理方法は異なるのですが、約半数の小学校では生徒たちに苗木の管理をさせているようです。生徒一人ひとりが1本の苗木を植栽し、潅水を行ない、枯れてしまわないように一生懸命お世話をしていました。


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2012年7月に植栽された苗木とそれを管理する生徒。


モゴディン小学校では、生徒自身が独自の潅水方法を生み出していました!

植林した苗木の脇に穴を掘り、そこに水を入れて潅水していました。この方法がより潅水の効果をもたらすかどうかは不明ですが、生徒たちが楽しそうに植林活動を行なっている姿を見ることができ、嬉しくなりました。


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潅水を行なう生徒たち。


また、小学校緑化支援プロジェクトとは全く関係ないのですが、別の小学校ではこんなおもしろいものを見つけました。


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手洗い用の足踏みタンク。


ブルキナファソでは、トイレを使用したあとに手を洗うためには、井戸まで行かなければ手を洗えない小学校が多くあります。一度に多くの生徒が井戸に向かうと、取り合いになることもしばしばあります。

そこで、この写真のような手洗い用のタンクが開発されたようです。写真では見難いかもしれませんが、足で紐からぶら下がっている板を踏むと、タンクから水が出るようになっています。

このような小学校独自の取り組みによって、衛生環境が改善されるとすばらしいですね。




新年明けましておめでとうございます

月曜日, 1月 7th, 2013

新年明けましておめでとうございます。


旧年中は、皆さまよりご支援いただきまして、ありがとうございました。

マリやアルジェリアの影響を受け、ブルキナファソにおいても、特に北部や国境付近では安全な状況とは言えなくなってきています。

しかし、今年も緑のサヘルはブルキナファソの現地の皆さんとともに、より現地の生活状況が向上するよう活動に励んで参りたいと思います。


今年もどうぞよろしくお願いいたします!


新年とは関係ありませんが、昨年12月よりブルキナファソの通過であるフランセーファーの新札が出来ました。

500フランセーファーは硬貨だったのですが、お札に変わりました。


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新しい500フランセーファー札。


写真では見難いかもしれませんが、なんとお札にはiPadの絵が描かれています。

時代の流行が反映されているのですね。



ブルキナファソでSIAO(国際工芸見本市)が開催されました!

月曜日, 12月 3rd, 2012

みなさま、寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?


10月26日から11月4日まで、ブルキナファソの首都ワガドゥグではSIAOという国際工芸見本市が開催されました。SIAOは、2年に一度開催されています。アフリカ、特に西アフリカを中心とした国々の民芸品が一挙に集合するお祭りのようでした。

今年は日本が名誉招待国であったため、新しいパビリオン(展示館)が建設され、パビリオン内では日本文化紹介等が行なわれました。


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新しく建設されたパビリオン


「Pavilion soleil levant(日の出館)」と名づけられた新しいパビリオン内では、日本文化紹介として日本の着物が展示され、和太鼓のパフォーマンスも行なわれました。その他、日本の関連団体等が日本の手工芸品の展示を行ない、ブルキナファソで活躍するJICAの青年海外協力隊が活動に関連した工芸品を紹介し、さらにソーラン節を披露するなど、現地の方々と日本との交流を図る良い機会となったのではないでしょうか。


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パビリオン内の様子


展示・販売されている民芸品がたくさんあるため、全てのブースを回るには大変時間がかかりました。新しく建設されたパビリオンの他に4箇所のパビリオンがあり、一日では回りきれないほどのブースがありました。


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パビリオンの上部に設置されていたパネル


新しく建設されたパビリオン内の上部には、写真のような日本とブルキナファソの友好を現すモニュメントのようなパネルが設置されていました。日本語で「歓迎」と書かれていました。

今後も日本とブルキナファソの友好関係が、末永く続くといいですね。




タバスキ(犠牲祭)のお祭り

木曜日, 11月 1st, 2012

みなさま、こんにちは!

本日は、ブルキナファソで行なわれたイスラム教のお祭りである、タバスキ(犠牲祭)についてのお話です。

10月26日(金)、イスラム教徒が人口の半分を占めるブルキナファソでは、タバスキのお祭りが行なわれました。


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ヒツジを焼いているとことろ


タバスキでは、ヒツジを解体して丸焼きにします。国や地域によって、その丸焼きの仕方は異なるようですが、首都のワガドゥグでは網にヒツジをのせて薪でじっくり焼く家庭が多いようです。

今年はヒツジの価格がかなり高騰し、タバスキ前にヒツジを買えない人々もいたようです。ワガドゥグでは通常安い時期には30,000FCFA(約5,000円)程度なのですが、今年のタバスキ前には100,000FCFA~200,000FCFA(約17,000円~34,000円)もするヒツジが出回ったようです。ヒツジが買えない人が多かったためか、家の敷地内で飼育(肥育)していたヒツジの盗難も相次いで起こっていました。


ブルキナファソの人々がヒツジの確保に苦戦している中、タバスキ当日は写真中に写っている同僚の自宅にて、おいしいヒツジを食べさせていただきました。

ごちそうさまでした!!




ブルキナファソの食事(リ・ソース編)

火曜日, 10月 30th, 2012

ブルキナファソでは、お米料理としてリ・ソースというご飯にソースをかけたもの、リ・グラという日本で言えば炊き込みご飯のようなものをよく食べています。

今回は、リ・ソースのソースについてお話しましょう!


最もポピュラーなソースともいえるのが、コレです!


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ピーナッツソースのリ・ソース


写真はないのですが、ピーナッツソースと並んで一般的なのがトマトソースです。

しかし、私はピーナッツソースのほうが大好きです(あくまでも、個人的にではありますが…)。


他にも、こんなソースもあります。


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グレンソースのリ・ソース


グレンソースは、ヤシの実をつぶして油と一緒に煮込んだソースです。ヤシの実の独特なにおいがします。コートジボアールでよく食べられているソースです。

どちらかというと、好き嫌いが分かれるソースかもしれません。


最後に、ヤッサをご紹介します。


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ヤッサソースのリ・ソース


ヤッサというのは、元々セネガルの料理(ソース)です。タマネギがたっぷり入ったソースで、とってもおいしいです!

なかなか機会がないとは思いますが、ブルキナファソにお越しの際には、色々なソースを試してみるのもおもしろいかもしれませんね♪



家畜肥育プロジェクト用の羊たち

火曜日, 9月 18th, 2012

緑のサヘルが活動している地域にて、プロジェクトのひとつとして家畜肥育も行なっています。

特に丸々と良い羊が育つよう、品種も選択して家畜の肥育をしています。


ブルキナファソ国内では、イスラム教のお祭りであるタバスキ(犠牲祭)の際に羊を解体します。

そして、近所の人たちを呼んで皆一緒に羊を食べて、お祭りを行ないます。

そういったイベント時には、ブルキナファソ全国で羊が売れるため (特に、丸々太った家畜は高値で売れるのです!)、家畜肥育によって現金収入を得ることができます。


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緑のサヘルのプロジェクトで行なわれている家畜肥育の様子。


家畜肥育をしている様子を見に行ったところ、ちょっと変わった風景が見られました。

皆さん、羊の体が紫色をしているのがおわかりになるでしょうか・・・

なぜこのように紫色をしているのかというと、

おしゃれをさせているわけではなく…


なんと、消毒のために紫色になっているとのことでした!



魚採り

木曜日, 8月 2nd, 2012

緑のサヘルが活動を行なっている、ブルキナファソ中部のバム湖では、魚採りをしている人たちがいます。

時には、子どもたちが蚊帳を使って魚採りをしているようです。


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バム湖で取れた魚。



ブルキナファソは内陸国のため、海がありません。バム湖のような湖、ダムのようなところでしか、魚を採ることができません。

そんな魚にまぎれて、エビも取れるようです!


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魚と一緒に採れたエビ。



なまずやティラピアといった魚は食べれても、エビを食べられるところはブルキナファソ内ではそれほど多くないと思います。

どんなお味がするのか、食べてみたいものですね♪♪



ブルキナファソでの活動の様子(ザイ・ディゲット、養蜂)

金曜日, 6月 29th, 2012

皆さま、こんにちは!

今日は、ブルキナファソで行なわれている活動の様子をお伝えします。


緑のサヘルは、ブルキナファソ中部にあるバム湖周辺の村々にて活動を行なっています。

以前も紹介しているとは思いますが、今年もザイ・ディゲット、そして養蜂の活動が始まっています。


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村の皆さんが一生懸命ザイの穴を掘ってくれています。


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村の皆さんが穴を掘ってくれた後の写真です。(注意:一枚目の村の皆さんが穴を掘っている写真の村と、この写真の村は異なります。)


穴を掘ったところには水がたまりやすくなるため、ここに直に作物の種を蒔いたり、苗木を植えます。ザイなしの場合と比べると、作物も苗木も良く育ちます。


また、ディゲット(石堤)の設置も進められています。


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ディゲットの石が並べられたところ。


ディゲットの設置のためには、石を探してきて、設置場所まで運び、それを並べるという作業が必要です。大変な作業でも、がんばって作業をしているブルキナファソの人達。皆さんを尊敬しますよね。私だったら、弱音を吐いてしまいそうです…。


もうひとつ、養蜂を行なっている村もあります。


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養蜂箱を組み立て、設置をする前の写真です。


養蜂を行なって採取されたハチミツは村の市場等で販売しており、村の人たちはハチミツ販売により現金収入を得ています。

たくさんのおいしいハチミツが採取できるといいですね!


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